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コラム

離れて一人暮らしをする親が急病になった(その1)

今年の新年早々、突然に親の介護問題に直面しました。
今は何とか落ち着きましたが、当初は絶望的な気分で、必死に解決策を探りました。
皆さんにも参考になる点があると思いますので、何回かに分けて、なるべく簡潔に私の経験を書いてみます。

事の発端は昨年の12月20日過ぎのことです。
札幌の妹から電話があり「お母さんが、足が痛いと言ってる」と伝えられました。

母は90歳ですが、私の出身地である北海道室蘭市の市営団地で一人暮らしをしています。
90歳ですからさすがに短期的な記憶力の衰えはありますが、身体はとても元気で、ほとんど医者にかかったこともない人です。

私も2週間に1度ぐらいは電話をしていましたし、去年の10月には3日ほど帰省して母の様子を確認してきました。
「身体は問題ないけど、認知能力が衰えてきているので、いつまでも一人暮らしをさせられないな。数年以内に入居できるような、札幌の施設を探す必要がある」とは考えていました。

それが突然の急病の知らせです。
驚いて母親に電話しましたが「痛いけど大丈夫。近くのスーパまでは行ける」とのことで、とりあえず大事ではなさそうです。

しかし、12/30になってより深刻な状況が分かってきました。
年末年始は妹が実家に滞在していてくれましたが、電話したところ「今朝は痛みがひどくて、救急車を呼んで病院に行ってきた」とのことです。
悪いことにこの正月は年末年始休暇が長かったので、病院に行っても救急外来でしかみてくれません。
結局、薬を受け取って帰ってきたとのことです。

この件を妹から聞いてすぐに「室蘭に帰ること」を決心し、1/2午前の羽田千歳便を予約しました。
私が帰ったからと言って足の痛みはなくなるわけではありませんが、母の近くにいれば状況に応じて対応策を講じることもできます。

あわせて12/30に室蘭の包括支援センターに電話をしました。
年末休暇中なので誰も電話にはでません。
それでも少ししてから折り返しの電話があり、センターの職員の方に母親の状況を相談することができました。
今から振り返ってみると、この日に包括支援センターに連絡をしたことが、とても有益だったと思っています。