人件費を増やさずに社長と従業員の退職金を準備する
~ 企業型DC(選択制)の活用 ~
この小冊子では、「企業型確定拠出年金を利用して、人件費を増やさずに社長と従業員の退職金を準備する方法」を解説しています。
中小企業で、このところ急速に採用が増えているのが、この小冊子のテーマである「選択制の企業型確定拠出年金(DC)制度」です。
これは、「給与の一部を前払退職金部分として切り出し、その切出した部分について、前払退職金として給与と一緒に受け取るか、DC制度の掛金に充当するかを従業員が選択する」というものです。
わが国ではユニクロが最初に採用した制度でもあります。
この制度を採用すれば、会社の人件費を増やさずに社長と従業員の退職金を準備することができます。
また、従業員にとっては所得税・住民税や社会保険料を減らすという効果もあります。
会社にとっては従業員のモチベーション向上や自立心の養成が図れますし、採用活動においても有利に働きます。